鶴ヶ谷プロジェクトについて

2002年、2003年に仙台市宮城野区鶴ヶ谷地区で実施した70歳以上住民に対する総合機能評価(寝たきり予防健診)を中心としたプロジェクト。健診としては高齢者の機能について運動、うつ、認知機能、歯科、生活習慣、動脈硬化等様々な項目について調査を実施しました。2002年健診では対象住民2730名に受診勧奨を行い、1198名が参加、1179名(43.2%)より研究に関する同意を得ました。その後、死亡・入院・医療費等の状況について追跡を行っています。これにより健康長寿に関する要因についての研究を行っています。宮城野区保健福祉センター、東北大11分野、東北文化学園大の共同研究であり、有所見者に対する介入研究も同時に実施しています。

2022年7月まで東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学専攻 公衆衛生学分野(東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学専攻 公衆衛生学分野 (tohoku.ac.jp)、研究代表・辻一郎教授)にて事務局を担っておりましたが、2022年8月より当分野(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 個別化予防・疫学分野)にて事務局を担当することとなりました(研究代表・寳澤篤)。

今後も高齢社会における健康長寿に関する要因を研究し、成果を創出するとともに、仙台市のみならず多くの方々に広く共有することで、さらなる地域の健康増進に貢献してまいりたいと思いますので引き続き何卒よろしくお願いいたします。

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