先輩学生の声

五十嵐 有香

大学院医学系研究科 公衆衛生学専攻

現在、私は客観的な指標から得られた睡眠状況と心理的苦痛との関連についての研究に取り組んでおります。これまで、大学では管理栄養士になるべく勉強をしておりました。そのため、疫学や統計学については卒業研究等で少し触れる程度でしたので、本格的に学ぶ機会も少なく、入学当初は不安もありました。しかし、充実した講義内容、素晴らしい研究環境のおかげで充実した生活を送っています。
また、研究室において、毎週、勉強会が行われております。そこでは、講義のような受け身で臨むものではなく、事前に準備した自分の研究成果等を報告し、先生方や他の学生よりさまざまな助言を頂くことで、研究内容をより深く理解し、振り返り考察する貴重な機会ともなっています。また、勉強会のディスカッションだけではなく、大学院生活全体を通じて、研究者としての心構え、視点及び姿勢についても学ばせて頂いています。

一迫 芙美

大学院医学系研究科 公衆衛生学専攻

私は、2018年4月より大学院生として個別化予防・疫学分野に所属しています。以前は保健師として主に特定保健指導に携わっていました。
県内の自治体では、非肥満高血糖者の増加対策が公衆衛生上の重要な課題となっており、肥満者に限らず糖尿病の発症・重症化予防対策が必要です。しかし、非肥満者への有効な対策について十分なエビデンスが得られていません。近年、脂肪肝は非肥満者における糖尿病のリスクになることが報告されています。そこで、脂肪肝等で認める肝機能指標の上昇が非肥満者の糖代謝を悪化させる可能性に着目し、現在研究を進めています。
当分野の先生方はとても教育熱心で、学生1人ひとりに対し真摯に向き合ってくださいます。高い専門性を持つ先生方のご指導の元で学び、研究に対する熱意を日々肌で感じながら研究に打ち込めるのは、社会人の時には得られなかった貴重な経験です。

菅野 郁美

大学院医学系研究科 公衆衛生学専攻

平成31年4月より大学院生として所属させていただいております。以前は、自治体の保健師として働いていました。「地域住民の健康を守る保健活動とは、どのようなものだろうか?」その根拠を探すために、寶澤研究室の門を叩きました。
修士1年生は授業が多く、特に初学者の私はまだ知識を積み重ねている段階です。同時に、先生方や他の学生の研究について学んだり自分の研究テーマを探索したりする中で、研究に必要な思考のプロセスを少しずつ身に着けています。毎週行われる勉強会では、一人では見えなかった視点や思考を深めるためのヒントを得ることができます。私自身疫学研究に関して知識も経験もなかったため、入学当初はついていくのに必死で戸惑うこともありましたが、先生方を始め研究室の皆さんの温かいご指導のもと、充実した学生生活を送っています。未来につながるエビデンスをひとつでも多く見つけるために、これからもじっくり研究に取り組み、着実に学んでいきたいと思います。

髙瀬 雅仁

大学院医学系研究科 公衆衛生学専攻

平成31年4月より大学院生として個別化予防・疫学分野に所属し、修士(公衆衛生学)の学位取得をめざし研究を行っています。私は教育学部出身ですが、本大学では様々なバックグラウンドの学生が集まり、活発に研究を行っていることを目にしました。また、当研究室では地域住民コホート調査を行っており、ここから得られる貴重なエビデンスを社会に還元したいという思いから本研究室を選びました。
まだまだ分からないことが多いですが、様々な先生にご指導を頂けること、学生間においてもそれぞれ研究について深く議論できることから、充実した学生生活を過ごしています。